
厳しい環境ながらも、大学就職部に求人票を提出する企業は10000社以上と言われている。学生がこのうち何社知っているであろうか。せいぜい数十社に過ぎない。
その中から、名前を知っている、テレビで聞いたことがあるなど限られた情報で志望企業を選定し、一生を託すとすれば無謀としか言いようがない。
どこに自分にぴったりの企業が潜んでいるかわからない。だからこそ、名前を聞いたこともない企業でも、目に留まった企業にはエントリーすることだ。目に留まるということは企業からの熱い視線を自分の五官のどれかが受け止めているのである。
先ずエントリーしてほしい。エントリーしてじっくり検討してみて、心に訴えかけてくるものがなければ捨てればいいことだ。最初に無視してエントリーしないで、のちのち興味が湧きエントリーしようとしたら、締め切っていたということだってある。
もしかするとその企業が本当は自分にぴったりの企業かもしれない。後悔だけはしたくないものである。
学生と企業は赤い糸で結ばれているように思えてならない。就職活動はハートだ。
目に留まった企業を片っ端からエントリーし、ホームページ・入社案内でチェックし、働いている人に接し社内の空気を感じ取っていく。
楽しそうだとか面白そうだ、体がウキウキするなどハートに訴えかけてくる企業だけ残し、整理した企業はきっと自分で納得のいく好ましい企業のはずだ。
これらの企業が就職活動序盤戦でイメージしていた企業よりはるかに魅力的でためらわず入社した話は枚挙に暇がない。
ゆとり教育世代の学生は、気持ちで焦ってもフットワークが鈍い。頭であれこれ判断して行動するためだ。考えている間にチャンスは遠のいていく。理屈の前に行動が求められる。短期決戦の場合はことさら注意が必要だ。